いつも悩んでいる人は、苦しみながら怒りを表しているのである。その1←前回からの続きです
怒りは3つの反応の仕方をする。
①自由に表現されて復讐的になる
②心身の不調
③惨めさの誇示
①の自由に表現されて復讐的になる、というのは常にイライラしている人達です。
あなたの周りにもいませんか?いつも不機嫌そうな顔をしていて、話しかけにくい人が。
心の奥底に怒りが沈殿しているので、ちょっとしたきっかけで直ぐに爆発してしまいます。
我がままで自分の思い通りに物事が運ばないとか、人が自分の思い通りに動かないと
途端に不機嫌になる人達です。
しかし、この人達は怒りをそのまま表現しているので、うつとか体調不良になったりは
しません。溜め込まないで、露わにしているからです。
②の心身の不調は、怒りを露わにできないで溜め込んでしまう人にでる症状です。
私の知り合いの女性カウンセラーは、怒りをため込み過ぎて体調不良で入院した
経験があります。
その時お医者さんから「原因が全く分からない」と診断されました。
後遺症で障害が残るかもしれないと医師に言われるほど重篤でした。
③の惨めさの誇示。これが怒りの表現としてはもっとも分かりにくいです。
「辛い、辛い、辛い」「苦しい、苦しい、苦しい」「やだ、やだ、やだ」
こうやって嘆いていることで救われているんです、それは苦しむことが怒りを
あらわす手段だからです。なので、嘆き苦しむことを辞められないのです。
辞めてしまうと間接的に怒りをあらわにできないからです。わかっちゃいるけど
辞められない!ってとこでしょうね。
私も嘆き苦しむことがまさか怒りを間接的にあらわにしているなんて
思っても見ませんでした。
しかし、しかし、しかし、私はこの惨めさを誇示していかりをあらわにする人と
実際に関わったのです。関わったから体験で分かるんです。
惨めさを誇示する人は、怒りを間接的にあらわにすることと他にもう一つ
目的があるのです。それは
惨めさを誇示して人をコントロールする
事です。苦しい苦しい~出来ない出来ない~っと訴えて、相手の罪悪感を刺激して
人を自分の思い通りに操るのです。私はまんまと操られてしまいました。
その時は、嘆き苦しむ事が間接的な怒りの表現だとは知らなかったので、相手の術中に
まんまと嵌ってしまいました。
続きは又、次回に書きたいと思います。