カウンセラー、コーチ、そしてクライエントさんと話していて

「この人本当に聴き上手だな~」

と思う人が稀にいる。こちらの話を聴いてくれて感情も受け取めてくれるイメージ
カウンセラー、コーチで稀には困ってしまうのだが・・・(笑)

私はこの人達の話を聞いていて確信しているのだが、この人達は間違いなく

アダルトチルドレンだ!

アダルトチルドレンとは

・親にいい子を強要されて育った子供

なかでも多いのは母親から

「わたしの言う事はなんでも聞きなさい。私の話はしっかり聴きなさい。」

と言葉ではなく、非言語メッセージで強要され育てられた子供。

母親からこのメッセージを伝えられた子供はたまったもんじゃありません。
母親の言葉の真意を考えながら行動しなければなりません。

母親の話を聴きながら、顔色を伺い、母親の感情にも気を配る。
絶えず母親のご機嫌が良くなるよう良くなるような対応を要求される。
もの心ついた4歳くらいの時から、これを強要されるのです。

一生懸命話を聴いて、感情にも気を配る

これってまさしく傾聴そのものですよ

アダルトチルドレンの人は4歳くらいから無意識で傾聴訓練をしているのです。
なので社会人になる頃には、14年から18年傾聴訓練をしていたことになります。
これでは聴き上手になるのも十分理解できます。

カウンセリングの学校へ行って、そこで初めて傾聴を学んでスキルを身に着けた人とは
実践訓練期間が月とスッポン位、違うのです。

これだけ長期、傾聴威訓練をしていれば「聴く脳」が出来上がっているとも考えられます。

傾聴=話を真摯に聴き感情を受け止めるスキル

傾聴はカウンセリングで一番求められる能力です。それを無意識でこれだけ出来るのなら
間違いなく超優秀なカウンセラーです。

人は元来、自分の話をしたい生き物で、自分に興味が無い話は聞きたくない生き物です。
なので話を聴くという行為は、人間の本能に反した行為なんです。
だから、真摯に話を長時間聴く、傾聴は訓練が必要なのです。

そしてそして、傾聴は訓練が超重要ということを教えているカウンセリングの学校は
日本にはほとんどありません。なぜなら、日本のカウンセリングのほとんどは、お金儲け
が目的で、良いカウンセラーを育てるのが目的ではないからです。

なので巷には、知識だけ詰め込んで全く人の話を聴けないカウンセラーが溢れかえっているのです。

日本のカウンセラーの実態って実にお粗末です。

だから、だから、だから長年、傾聴訓練を無意識にやってきたアダルトチルドレンの
方には是非、カウンセラーになっていただきたいのです。あなたの傾聴能力は、
多くのカウンセラー難民を救えます。そして、あなたと同じで親に良い子を強要
されて、生き辛さを感じているアダルトチルドレンの方も救えます。

是非、自分の才能に目覚めてください。私はそんあなたの背中を押させていただきます。